V7Ⅲ セカンドインプレッション(R299あしがくぼ往復)
納車されてから一週間、平日仕事だから乗れないといえば乗れないのだけど、台風やら何やらが来てて結局V7Ⅲはバイクカバーに被ったまま。土曜日になってやっと走りに行くことができた。・・・とは言え、深夜に雷雨があり山の方の国道はともかく県道の峠道は荒れているかもしれないから、そんなに細い道に入らないほうがいいかなー?などと考えていた。
いつもなら夜が明けきらない4:00頃に出発するのだが、なんだかんだ目が覚めたのが5:00前。あら、やばい。時間的にもゆっくりできないから今日は国道の高速コーナーだけ検分して帰ってこよう。
カバーを開ける。まずビショビショになっていないことに「ホッ」とする。きれいなバイクはきれいに乗りたいからな(最初だけ)。バックで駐車場から出す。さすがにEX-4より20数kg重いからズシっとした重さ。でもこれもすぐ慣れるだろう。エンジンをかける。キャブではないインジェクション車初めてだが、チョークがないんだよね?かかるの?という心配をよそにズドンと一発でかかる。ドコドコとした排気音は少し住宅街に響き「大丈夫かな?」という気持ちになるが、まぁそれほど酷く大きい音ではないので大丈夫でしょう。
走り出し。辺りはすっかり明るいが車の数は少ない。今日は8月11日。今日から夏休みの人も多いだろう。高速は渋滞だろうけど、下道はスイスイ。今日は7:00までに帰ってきたいからメーターの情報を時計にセットする。あ、このモードでもギアポジションが出るんだね。便利便利。
キャブだとエンジンが暖まってないと走らないけど、FI車だとどうなんだろう?とりあえずどんどん6速にあげて走る。やっぱこのドコドコ感いいわ〜。交差点で止まる。ニュートラルを出す練習(笑)。ちょっとクイっと。絶妙なタッチで。入る入る。
ポジションの事。そういえばこんなハンドルバー昔乗ってたな。!セローだ。懐かしい。そういえばセロー乗ってるみたい(笑)。そう思うとこれはこれで悪くないかも。日高陸橋を越えて巾着田の脇を通り抜け、国道299号へ。ここから正丸トンネルまでダラダラとした上り坂の高速コーナーが続く。でも今日はまだ慣らし運転だから回して走らない。あくまでも慣らし。結局この時間だし車が前に走っているから、すぐに前は詰まっちゃうんだよね。制限速度ちょいプラスアルファの速度で登っていく。基本6速でシフト変えないでも不足なく走る。タコメーターないから回転数わからないけど2〜3000回転くらいかな?
後ろからバイクのヘッドライトが近づいてくる。黄色いセンターラインなのに余裕の追い抜き、十分に車間距離をとって走っている自分と前のクルマに割り込んでくる。こういうバカスーパースポーツがいるからバイクは危ないって言われるんだよ。またまた直線でもない黄色ラインでクルマを抜いていく。まあね、もちろん速いバイクを走らせたいき気持ちは分かるけどね、サーキットでやってくれ。ここはサーキットではない。
制限速度内でも目が三角にならない、もっと回してもっとスピード上げてとバイクが求めてこないモトグッチV7Ⅲ Stoneの最大の長所の一つはこの低い速度域でのライダーの満足感だよな。本当に「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」の気持ちに聖人君子的に思ってしまう。もちろん自分だって速く走れるSSに乗ったら飛ばして走りたくなってしまうのはわかり切っている。それがどうだ、この泰然自若としたライディング(笑)。もちろん飛ばしたって面白くないし、追いつけないのがわかっているんだけれども。
さて、今日はまずお互いハジメマシテの早朝練習。どうやってV7Ⅲに乗るのか?カーブはどうやって乗ればいいのか?とか考えながら走る。どこかのWeb記事にモトグッチは圧倒的な直進性能があるからコーナーを曲がる時にはアクセルを戻してバランスを崩して車体を傾ける的なことが書いてあった。果たしてそうなのか?ちょっと試してみたけど、こんなゆっくりな速度域だと「何も変わらなかった」。うーん、何ていうかEX-4とか400ccくらいだと一応コーナーの手前でシフトダウンして身体を傾けてアクション作って曲げていくイメージなんだけど、V7Ⅲに至ってはただ跨っていると自動的に路面をトレースして抜けていってしまう感じになってしまう。いや、語弊があるかもしれないけど今日は慣らしでクルマの後ろに付いていっただけだからかもしれないけど。
コーナーでアクセル全閉とか、自然にハングオフみたいな体勢でコーナーを曲がってたとかあるけど、基本6速キープ、多少のアクセル開く閉じるだけで走れてしまう。あまりバタバタしないでただシートに座ってただけだな。正丸トンネルを抜けて、道の駅「あしがくぼ」まではゆるい下り坂。路面は濡れているところとそうでないところがあったし基本ライディング下手なので今日は無理せずトコトコと走る。下りの走り方もわからんし。
左折して道の駅へ。
いつもならもっとバイクがいるところだけど、今日はお盆突入の日だったからバイクが2,3台。あれ?さっきのバカSSがいる。若いヤツかと思ったら30代から40代のおっさんだった。まぁ、最近は若い人もあまりいないよね。うちらの年代がそのままバイクを降りずにあいつとララバイ、バリバリ伝説→キリン・・・と読んでそのままアホみたいに乗ってる人が多いもんね。自分も含め。
本文の人は上の派手なバイクとは無関係です(笑)。かっこいいなーV7。
Ⅱと違って、Ⅲは車体色に車名が塗ってあるのがおしゃれ。改めてⅡとサイドら辺を見比べると結構ディテールが違うのね。
さて、オロナミンCでも飲もうかな?と思ったら、こんなのあったんだ?
お風呂じゃねーんだけど、買ってしまった。さて、長居は無用。トイレだけ済まして行こうと思ったら、面白いものを2つ見つけた。1つは
おおぅ、『スズキ RF900R』。珍しい〜!そういえばこないだ川越の「2りんかん」に行った時もピッカピカのVTZ250とかいたな。こんなにもバイクの世界は奥が深い。もう1つ。
『SOS団』がいた!「HARUHI-ISM」って書いてある。このアニメ、好きだけどこのクルマには乗れないなぁ。好き好きだけどね。暴走するバイクみたいに迷惑かけてるわけじゃないから。もう一台、まどマギ的な痛車とつるんでいた。早朝のあしがくぼで珍しいものも見れたし後は帰路。
お盆のためか、下りのR299もいつもよりトラック、ダンプが少ない。下っていくとこれからツーリングに行きますっていう方々がたくさん登っていく。今日の往復で感じたこと。
「このバイク買って良かった〜」ってこと。
個人的にちょっと高い買い物だったけど、満足感が高い。自分のバイクに求めるものが揃っていた。それは前述した低速域で乗ってて楽しい、急かされないってことかな。この点だけでも今回のバイク選びは成功だったかな。
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