V7Ⅲ 日帰りツーリング インプレッション(前編)

V7Ⅲが納車されてから2週間。朝走りに行ったものの、まだツーリングに行けていない。お盆休みの後半の8月17日にようやく1日走りに行く予定を立てることができた。妻子持ちライダーはとにかく家庭の理解を得ることが大事。ただでさえ借金してバイク買ってるからね・・・。

いつもソロツーだとこの辺って適当に決めて適当に走っているのだが、今回は久しぶりにルートを考えてみた。

まだV7の事をよく知らないので、高速道路とワインディング、市街地と走れるコース、しかもあまり行ったことがなくて行きたいところも網羅する、という相変わらず全部乗せの贅沢コース(笑)。いつものことだけど・・・。

自宅→関越で渋川伊香保IC→R145→八ッ場ダム→R292→国道最高地点の渋峠→湯田中温泉→R144からの県道4 号→東御市→東部湯の丸IC→上信越で関越で帰るか時間があったらR462からのR299で帰るか。

4:30に出発。リアキャリアや荷掛けフックがないV7Ⅲにどうリアバッグをくくりつけるか。この辺はリアが同じ様なトラのストリートツインの記事を参考に棒に紐括り付ければいいや、っていう現場合わせで。この辺の詳細は後日。この時期のこの時間は空が段々明るくなってくるという時間。ツーリングに行くのはこの時間帯が良い。走っていくと空が明るくなってくるこの感じが好き。

スマートインターから関越に乗る。良い加速。ただオドメーターはまだ2〜300kmなので、慣らし運転をしなければ。ゆっくり加速で100km/h巡航。ドコドコドコと走る。風が強いせいか以前と比べて高速ちょっとつらいかもって気分。でも楽しい気分で走れる。約1時間で渋川伊香保に到着。

ピント合ってないけど、397km。納車時178kmだからようやく他人が乗った距離よりも自分が乗った距離の方が上回る。これから自分の色に染めていく感じで。初めて付き合ったのが自分じゃないのが悔しくて元彼の気配を消したい彼氏の気持ちに似て・・・ねぇか(笑)。

それにしても跨った時のエンジンの張り出しが好き。写真だと画角の関係で強調されてないけど、もっと左右に張り出しているように見える。マットなブルーも最高。本当にかっこいい。このツーリング中に何度も思ったけど、これが今回W800とかSV650だったらこんな気持になったかな?と言うとこんな惚れた気分にはならなかったんじゃないかな?そもそもブログにしてまとめようと思わなかったに違いない(書こうと思ったキッカケはV7に乗ってる人がどんな趣向でバイクを選んでるとかV7を選んだのは何故か?という記事が極端に少なかったから、というのもある)。長所短所はあるにしても、このV7Ⅲは今の自分がバイクに求めているものを高度に達成している感じがする。性能だけじゃなくて所有する満足感も含めて。いちいちニヤニヤしちゃう感じとか。

今回自分で事前にルート考えた関係で、ナビを起動していない。久しぶりに頭で考えて走ってみようか?ハンドルバーにスマホ付ける検証をしていないのと、タンクバッグ付けられない(というか傷つくの嫌で付けたくない)のも関係している(USB電源付けてないからタンクバッグに予備電池を入れて充電することができない)。でもブルートゥースの聞くだけスピーカー的なものはヘルメットに付いているので音声だけならいざという時に使えるようにした。

なので、あっち?こっち?とちょっとウロウロしたりいちいちスマホを取り出して道を確認したり。なんかこれも久しぶりの感覚。でもいちいち止まってスマホを確認するのも面倒ではないのがV7なのかな?という事にもなる。面倒くさくて止まりたくないバイクあるからね。ずっと走ってないと死んじゃうみたいなマグロみたいな回遊魚みたいなヤツ。

まず最初の目的地八ッ場ダム工事現場。本当は旧道を通れば良かったのだけど、バイパスを通って「道の駅八ッ場ダムふるさと館」へ。とりあえずここから見る風景だけ。

こんな欲張りコースじゃなくて、見学ツアーとか地域の生活も感じられるような見方をした方が良いのだけど、自分の記憶の中でダムになる前の風景を見たかったので、これはこれで満足。この時点で朝の7:00。

前述のバッグの括り付け方はこんな感じ。バッグの前後の付け方ではお尻に当たってしまってライディングに集中できないから途中で変更した。ヘルメットホルダーはないので、ワイヤーを使ってシートに置いている。これ以上の荷物は積めないのでキャンプツーリング行く時はリアキャリア使わないと辛いから、1000km点検でキャリアを付ける予定。ダサいけど(笑)。関係ないけどこの写真はシグマのDP2。好きな画像を撮ってくれる。サッと撮ってパッとしまえないけど。他のはオリンパスの防水カメラで撮ってる。

さて、これからR292から山登りを始めようとしているのに気になる看板が。「R292殺生で通行止め」殺生っていう名前もすごいけど通行止め?これはルート変更しなくちゃいけないのか?こないだの豪雨でがけ崩れ?あぁ、楽しみにしてた「志賀草津高原ルート」が・・・。調べてみると。

噴火かぁ!

しようがない。有料ではあるが、万座ハイウェイを登ろう。

結構お高いんですね、740円也。でも背に腹は変えられない。料金所のおっちゃんに話しかけられる

「草津の方にはいけないの知ってるよね?」

「知ってます知ってます。左に曲がっていきますから」

「バイクの人は知ってるからいいんだけどね〜。一台一台に言わなくちゃいけないんだよ〜」

と、毎回言わなくちゃいけないのが面倒臭そう(笑)。頑張れおっちゃん!

ケツの写真ばっかで申し訳ないけど、いい天気。最高!気温も18度くらい。8月の気温としては涼しい。実は寒くてカッパを着ている。上り坂では慣らし走行ゆえ高回転にはしていない。ドドドドドと低回転で音を響かせて走るもちゃんと登ってくれる。この辺はさすが400ccとは違う。

途中で路面が濡れているところもある。まぁ、昨日降ってたからね。

が。しかし・・・対向車がマジ濡れているのが気になる。対向車でスクラクトンがカッパ無しで走ってたけどなんか辛そう。そのうちバババババ。雨が落ちてきた。しようがない。、下のカッパも履こう。あーあ、せっかくのツーリングが。しかもV7Ⅲの処女航海が雨!ごめんよV7。さっきは濡れた路面すら避けて走ってたのにこうなってはしかたがない雨の中を突き進むしかない。まだこいつとの対話中なので、低μ路での走行もどうしたらいいかわからん。万座辺りからけっこうな雨。というか完璧雨。万座の硫黄の匂いも気分をげんなりさせてくれる。ナビを使ってないから本当にこっちでいいの?と不安の中暗い道を登っていく。山を抜けた!多分この辺が頂上付近?もう暴風雨プラス濃霧。バイクツーリングしている自分がバカバカしい。予備くらいに考えてもってきた雨具装備をこんなに使うなんて。ブーツカバーだけはしなかったけれども。

おっちゃん、ゲート入り口で言ってよ!上は雨だって!!(笑)。

40km/hも出せねぇ・・・。更に走っていくと国道最高地点が!通り過ぎる。・・・が、思い返してUターン。この辺Uターンさせようと思わせてくれたV7に感謝。

景色もクソもない。寒い。

なんで8月で指がかじかむんだ。電光掲示板に気温が光ってる。

見えるだろうか?6度!!6度だよ〜。真冬か!ってーの。国道最高地点は伊達じゃねーな!!

さて、カロリーを使い過ぎたので後編に続く。


モトグッチV7Ⅲ Stoneとの日々

1970年生まれのおっさんライダーが初の二輪外車で感じたことを綴る。

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