V7Ⅲ 日帰りツーリング インプレッション(後編)

前回、R292の渋峠の激闘?を書いたのだが、その続き。

渋峠のその先、横手山辺りは本当に霧もすごくて30km/h程度で走行。前がはっきり見えないくらい。覆道のようなトンネル部分では安心するくらい。ここからは坂道。この悪天候では、このアップハンドルに救われた気がした。ただでさえ、肩に力が入ってしまう状況でセパハンの前傾姿勢だと気持ちに余裕がなくなってしまう気がした。これは個人的感想。アップライトなポジションだからこそまだ不慣れなバイクでも何とか走れたかなぁ?と思っている。

志賀高原まで降りてくると観光客もいて、所々晴れ間が見えてくる。路面も乾いてくる。

「はぁ〜」と深い溜息。そして安堵。

山を降りると何もなかったかのような天気。この野郎!!振り返り山を仰ぎ見るとそこには重〜い雲が山にかかってる。山を甘く見てはいけないね、本当に。

気がつくとケツの写真ばかり・・・。

次の目的地は湯田中温泉。実はここ、大学生の時にサークルのヤツらと一度来たことがある。良い思い出の場所をもう一度行きたくて。その時に泊まった旅館ってどこだろう?とりあえず駅前に。

昔よりキレイになってるか?雰囲気は残してる。改めて見るとここが終着駅なんだね。終着駅の感じって好き。びっくりするのが観光客。こんなところにも外人観光客がいるのね。アジア系以外にも欧米系の方々も。SNS時代だから細かい情報も末端に行くんだね。去年の北海道ツーリングでも驚いたのが日本人でもこんなところあまり来ないだろう?という山の上の開放混浴露天風呂に韓国人観光客が沢山いたこと。富良野自体が韓国人、中国人がたくさんだったけど。すごい時代だわ。

駅前にフラっと止めても絵になるV7Ⅲ。

長野電鉄長野線って色んな車両が走ってるんだね。これは昔のロマンスカーでしょ?他にも成田エクスプレスとかもいた。坂のある情緒がある温泉街をゆっくり写真を撮りながら走ってもV7良し。昔泊まった旅館はどれだっけ?結局これかな?と思った旅館は間違っていて後から後輩に教えてもらったらこの旅館だった。

『加命の湯』

http://yudanaka-kameinoyu.com/

料理の美味かった記憶がある。また行きたい。

そして冷え切った身体を温泉で温める。露天風呂から青空を仰ぐ、恨めしいぞアオゾラァ!

地元のローカル放送が撮影をしていた。女性レポーターが足湯に浸かっている。

そこからGSに寄る。オドメーター339km。もっと走れると思ったがこれからどんな道路に行くかわからないし早めの給油。13.4L入る。まだ7L程度入る。ワンタンク400kmは余裕だね。燃費驚異の25.29km/L。慣らしで回してなかったとはいえ、なんて旅バイク!

そこからR292へ。信州中野だ。ここは娘が7月に子供会のキャンプに来ていた。良いところ。

ポツポツ・・・ザザザ!怪しい雨雲が山沿いに進んで追いかけてくる。この野郎!諦めて再度カッパを着る。

これね、カッパ着ると絶対雨止むぜ。そのとおり、2分も走ったら止んだ。頭きたからこのまま着続けることにした。あるある話だな。

R403で小布施へ。ここも雰囲気の良い観光地結構人がいた。R406で須坂から山登り。オドメーターが500kmを超えてきたので少しエンジンを回す。そうすると回転警告灯がチカチカ!っと付く。あぁ、そうだ慣らし終わるまで5000回転くらいで付くんだっけな?また設定変えなくちゃ。山を登り切ると菅平へ。おぉ、ラグビー練習してる人がいる学生が合宿で使うのかな?一般の観光客の方も沢山いた。結構開かれている感じ。R144に入り、県道4号へ。真田のふるさとを通り、東御市へ。「東部湯の丸IC」が見えてくる。

なんで東御市に行きたかったか。現在住んでいるのは日本一暑い街熊谷の下。夏は高温高湿度でやられちゃう。老後に住みたい街を探してる。半分冗談だけど。その1つの候補。いつも上信越自動車道を通るとこの「東部湯の丸」って気になってた。この下の街ってどんなの?って。調べた。

おお、いいじゃんココ!ということで行ってみたかった場所。

広い空!広がる視界。続く道!さて、時間は13:00を回る。地元の人の話が聞きたいからチェーン店以外に入りたい。駅前まで来る。もっと栄えているかと思ったら結構静か。よくある田舎町だけど、先入観からちょっと落ち着いてていい感じ。合併してまだ新しい街って感じ。店を探して、とりあえずお蕎麦屋さんに入る。そば茶屋「さくら」。メイン通りでないのに結構客の入りがある。

冷や汁っていう名産のくるみが入っている胡麻だれのそばを食べる。美味し。天ぷらも美味かったなぁ。数人の女性がやってるお店。小さい女の子も手伝ってくれててかわいい(笑)。偉いね、夏休みだからかな。

そして折を見て聞いてみる「ここは朝晩は涼しいって聞いてますけど、今年はどうですか?」となりの地元のおじさんも答えてくれる。

「それだけがとりえな所なんだけど、今年はダメだね。暑い。この先ずっとこうなのかと思うと・・・。」だって!東御もダメなのか!?

この後、東部湯の丸から上信越自動車道で帰るのだが、やっぱり下仁田を越えて平地に入っていくと明らかに気温が上がっていく。20度近辺から28度になってる。地元の人は暑いって言うけど、埼玉県より涼しいのは間違いないな。家に帰ってから調べてみると上田の辺りもいいか・・・とか思ったり。

さて、帰路。少しずつエンジンの回転を上げ始める。行きよりちょっと速度も出してみる。ドコドコ感からビーンという回転に変わるのがわかる。風がない分、朝より高速が楽。シャフトドライブから来る直進性もいいね。しかし・・・朝3:30起きで睡眠時間も少なかったせいか、高速道路で眠くなってしまう。さすがにバイクに乗ってても楽しくないし危険なので横川SAに寄り林の中の腰掛け?で横になってみる。5分くらいウトウトとしただけですっきり。メガシャキも飲んで再出発。良かった、目が覚めて。

関越も埼玉県に入ると事故渋滞。このままハマるのも嫌だなと思い、花園ICで降りる。下道を走るが今日走った距離を示すトリップメーターが390kmを越える頃、左手に異変が。クラッチを握る手が痛い。ここが限界か。持ち方を変えながらどうにか走る。軽い軽いと言っていたV7Ⅲでこれだとやっぱセパハンの無印ストーンだと無理だったな。EX-4でもクラッチだるだるにしてたしね。何か左手を鍛える方法ないかな?まぁ、一日400kmくらいを限界にツーリングを考えればどうにかなるか・・・。この辺は考えなくちゃな。

時間にして16:30ちょうど。朝4:30出発だから丸々12時間のツーリング400kmは終了。そうそう、下道走ってたら東松山IC近くで警察に止められた。何も悪いことしてねぇぞ?と思ったら8月19日「バイクの日」の啓蒙でウェットティッシュを配ってた。

今回のルートはこんな感じ。

↑小さすぎて参考にならないけど。初めての日帰りツーリングで機械的トラブルなく頑張ってくれましたV7Ⅲ。お疲れ様。

モトグッチV7Ⅲ Stoneとの日々

1970年生まれのおっさんライダーが初の二輪外車で感じたことを綴る。

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