自己紹介と愛車遍歴:4

1年とちょっとで22000kmくらい乗ったセロー225。事故ってしまってバイク屋に引き取ってもらった。バイク屋はそれでも金になるらしかった・・・。そういえばその時の工場長から俺のバイクを乗らないか?と言われたことがある。そのバイクとは「CB350Four」


その時は貧乏学生だし、旧車を維持できるとは思えなかったので丁重にお断りしたのだが、今思えば乗っても良かったかな?と多少後悔している。

さて、セローがなくなって次に何のバイクにするのか?通学で使っていたのでバイクはすぐ欲しい。でもお金はない。その当時良く買って読んでいたのは「U-Bike!」という雑誌。その中の「THE ONE」というコーナーでは日本の過去の名車が紹介されていた。俺がその時何度何度も見返してしたバイク。それは・・・カワサキKR250。言わずとしれたタンデムツインのレーサーKRのレプリカだ。ライムグリーンの車体と他社のレプリカとは一線を画するフォルム。リアの丸目のテールレンズ・・・。何もかもが痺れた。そのバイクが近くの電装屋さんの裏の駐車場でホコリを被っていたのだ。


その電装屋の扉を開けた。「あの〜、外に置いてあるKRはどなたのですか?」「5万円で売ってくれませんか?」快諾していただき、まずは試乗させていただく。国道407号を飛ばす。二次曲線的な加速。これは、すごい。2ストって言ってもガンマとは次元が違う。速攻で名義変更して自分のものに。お金がないから母に5万円借りる。

ブレーキはあまり効かず、タイヤもツンツルテン。それでもこの加速に酔いしれた。エンジンも低速では使い物にならず燃費は10km/L程度。これは通学バイクとしては厳しいな、そう思っていた乗り始めてから2週間目のこと。行きの通学中、横から飛び出てきた運送会社の軽自動車のバンが目の前に!一瞬俺の頭の中のコンピューターが高回転で避ける道を探し出したが目の前に出た映像は「☓」。ブブーという音とともに。

2度目のクルマとの衝突。今回は左手を骨折。1周間の入院と相成りました。入院先の看護師さんは素敵な方がいて一緒に写真撮ったりしたけど、その人は既婚者(笑)。それはそうと退院してから友人Tに手伝ってもらってKRを引き取りに。もちろんKRは廃車。あっと言う間にKRとの蜜月の時間も終わってしまったのでした。これは唯一撮ったKRの写真。



モトグッチV7Ⅲ Stoneとの日々

1970年生まれのおっさんライダーが初の二輪外車で感じたことを綴る。

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